この記事の要点
ミャンマーの会計・税務・監査について相談する際は、適用規則を先に推測するより、事業体、取引、対象期間、保有資料、未解決の論点を一覧にすることが有効です。
- 登記・事業形態、取引先と取引の流れ、対象期間を分けて整理する。
- 帳簿、契約書、請求書、入出金記録の所在と欠落を示す。
- 制度の適用や期限は案件ごとに現地の最新情報で確認する。
相談の最初に何を伝えればよいですか?
最初に、誰の、どの期間の、どの取引について確認したいかを一枚にまとめます。事業体の名称と形態、主な事業、所在地、関係する拠点、対象となる会計期間を区別すると、相談の範囲が明確になります。日本側の親会社や取引先が関係する場合は、資金、物品、役務がどちらからどちらへ流れるかも記載します。
「税務全般が不安」という相談なら、いま困っている出来事を具体化します。月次記録の整備、過去資料の不足、監査対応の準備など、解決したい順番を示せば、必要な専門家と確認資料を絞れます。制度の結論をこの段階で決めつける必要はありません。
どの資料を先に集めますか?
入手済みの登記・許認可関連資料、契約書、請求書、支払・入金の証拠、帳簿、過去の申告・監査に関する資料を、対象期間と保管場所付きで一覧化します。資料がない場合も空欄にせず「未入手」「所在不明」「作成していない」を分けると、次の確認方法を検討できます。
資料の共有には機密情報や個人情報が含まれ得ます。送付前に関係者、共有範囲、保管方法を確認してください。異なる言語・通貨の資料は原本を保持し、翻訳や換算の前提を後から追えるようにします。
現地で確認すべき論点は何ですか?
申告義務、税率、提出期限、会計基準、監査要否などは事業体や取引、対象期間によって確認が必要です。過去の説明や他社の例をそのまま当てはめず、「どの論点を、どの資料に基づき、誰に確認するか」を相談時に決めます。確認した資料の日付と回答者も残しておくと、後日の見直しに役立ちます。
ジェトロはミャンマーの国・地域情報を整理して公開していますが、一般情報だけで個別案件の結論は出せません。現地の最新資料と専門家の確認を踏まえて判断するために、まず事実関係を整えることが実務上の出発点です。
出典・参考資料
参照日:2026年10月6日
制度・公表内容は上記の一次資料をご確認ください
実務の視点から課題を整理する
GTAMは医療法人の組織体制づくりとミャンマー現地の会計・税務・監査を支援しています
本記事は一般的な情報の整理を目的としています
個別の判断は法人の状況と最新の制度を確認して行ってください




